本当にお疲れ様、wowakaさん。”THANK YOU WOWAKA”レポート

ライブレポート

2019年6月1日。ヒトリエ TOUR 2019 “Coyote Howling” ツアーファイナルになるはずだった日。それは

– wowaka追悼 於 新木場STUDIO COAST –

と名前を変え、今日を迎えた。

ヒトリエのギターボーカルでもあるボカロP、wowakaは2019年4月5日に急逝した。31歳、突然すぎる死だった。

3年前、ツタヤで偶然手に取った「WONDER and WONDER」がヒトリエとの出会いのきっかけ。wowaka色全開のボカロチックなバンドサウンド、聴いたとき衝撃を受け、そこからヒトリエのことが大好きになった。大学生の間に絶対目の前でギター弾いて歌う姿を見るって決めていた。「いつか」会えると思っていた。そのいつかは叶わなかった、突然いなくなってしまったのだから。突然すぎるよ。僕の地元から1番近かったのは3/21の金沢公演、どうして行かなかったんだろうって。後悔してもしきれやしない。

献花台を訪れた。ギター3本が並んだ隣には、素敵な笑顔を浮かべたwowakaさんの遺影が飾ってあった。BGMには「青」が流れていた。ネットニュースでしか知れなかったwowakaさんの死、どこか嘘のように思っていたが、そこで急にそれが現実味を帯びてきて、涙腺が緩みながらも堪えながら祈った。

予定の18:00になると、追悼式が始まった。ライブチケットは持ってなかったのでニコ生で観覧。その様子をリポートしたいと思う。

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ワンミーツハー、目眩と、2017年の新木場スタジオコーストでのライブ映像のうち2曲放映後、ヒトリエのメンバー(シノダ、イガラシ、ゆーまお)が登場。そこで最初の歓声が上がった。
「今日は皆さん、お別れのために集まってくれてありがとうございます。きっとリーダー(wowaka)も立ちたかったと思うんだ、このステージ。だから、今日は僕ら3人で演奏する日だと思うんだ」
涙を堪えながらシノダが言う。

ヒトリエです、よろしくどうぞ。

そこから始まったのは、ポラリス。シノダが主旋律を歌いだした。コーラスにはwowakaの声。映像越しにでも歌詞の1フレーズ1フレーズの重みというのが伝わってくる演奏だった。
「行くぜ新木場コースト!!!!!」
そう叫び、センスレス・ワンダー、シャッタードールと間奏を挟みながら繰り出していく。ボーカルは同じくシノダ。wowaka不在の中、パワフルな音を繰り出す。ヒトリエの楽曲はどれも歌うのが難しいのに、シノダはそれを見事に歌い上げる。まるでそこにwowakaが立って歌っているかのようだった
その後、しばらくの間を入れ「ハンドマイクで歌わせてもらうね」と次にはSLEEPWALKを歌いだした。もうシノダだけではない。イガラシ、ゆーまお含めメンバー全員にwowakaが憑依している
「ホントに忙しい曲ばっか作りやがって」と少しwowakaに文句を入れながら次に繰り出したのは、ヒトリエが最初に作った曲「カラノワレモノ」。名曲ばっかで見てるこっちも泣くよこれは。サビ前の「歌える?」から、サビの大合唱。映像でも会場全体が一体となっているのが分かる”バッチリ”のパフォーマンスだった。
終わったあとには「バッチリじゃん。天国まで届いたよ。」などとMCを入れる。1,500人の前でやんのか、と縮み上がりそうだった、と若干のシモネタを挟みながら。(笑)

ライブ後半戦。

「お客様の中で、踊り足りてない方はいらっしゃいませんかあああああああ」
おなじみのフレーズとともにBa.イガラシがぶっ放す。会場のボルテージはますます上がっていく。踊るマネキン、唄う阿呆。ひとりひとりの演奏がマジでカッコいい。
「今日みたいな日は、みんな頭空っぽにしながら踊ろうぜ」と煽りながら始まるトーキーダンス。一瞬シノダの声がwowakaの声に聞こえる。早口の部分もしっかり歌い上げていく。
「wowakaより、愛を込めて」繰り出されたのはアンノウン・マザーグース。サビの観客全員が一丸となったクラップがきれいすぎる。ここで機材トラブルか、映像の音が途切れ途切れに、めちゃくちゃいいところなのに。ニコニコ運営頑張れ、と願っていると、サビの途中で復活。サビの長いシャウトはとても感動的なものだった。ああ、会場で感じたかったこの音。
間髪入れずに「青」。この状況でこの曲はダメだよ、涙溢れてくるって。歌詞も曲調もそういう感情を抉るエモーショナルな演奏、変わらず迫力ある、生き生きとした音を放つ3人。
青のあと、しばらく沈黙が続く。
「次で最後の曲です」
「僕らがこれからどうしていくのかはぶっちゃけ何も決まってなくて…でも少なくとも解散はしないと思います」の言葉に大歓声、拍手が沸き起こる。
絶対歌える曲だから。天国のwowakaに届くよう、まじででっけえ声出せよ
最後に歌うのは、wowakaのボカロ曲、ローリンガール。イガラシが暴れ回り、シノダと観客はありったけの声を出している。最後にゆーまおも精一杯の音を出す。

「ありがとう」
今日1番の歓声が上がった。メンバーが深々とお辞儀すると、さらに歓声が上がる。
「ありがとうございました。本当にwowakaありがとう。」とそう言い残して、舞台をあとにした。
もう1回、とアンコール。

「俺を作ってくれてありがとう。どうもありがとう」
wowakaがそう話す、2018年のリトルクライベイビーのライブ映像が流れる。
なんでいなくなってしまったんだろう。そこにwowakaは映っているのに、どうして舞台に現れて歌ってくれないんだろう。献花して遺影も見てきた、死も受け入れてきたはずなのに、このライブ映像をみたらやっぱり受け入れられない。泣けてくる。

どうもヒトリエでした。また絶対、絶対会いましょう
映像に映るwowakaの挨拶でライブは終わった。

こうして幕を閉じたヒトリエの令和初ライブ。きれいだった。とてもきれいだった。1時間弱、あっという間に過ぎていった。
これからも応援したいと思います。本当にお疲れ様でした。

THANK YOU WOWAKA

セットリスト

  1. ポラリス
  2. センスレス・ワンダー
  3. シャッタードール
  4. SLEEPWALK
  5. カラノワレモノ
  6. 踊るマネキン、唄う阿呆
  7. アンノウン・マザーグース
  8. ローリンガール
この記事を書いた人

大学生ブロガー。Uber Eats配達パートナー。
雑記ブログ「けーごまどっとこむ。」運営。
18歳、横浜在住、一人暮らし。趣味は音楽、特に邦ロックが好き。
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